論理的思考

私は”見て学ぶ”というのが苦手です。

美容師やその他の技術職において”見て学ぶ”というのは非常に大切なポイントです。

しかし私は3Dが頭の中で描けない、同じ方向で自分も同じ動きをしながらでないと理解できない。

さらには頭が良いとされる人はメモの取り方も上手だ、と言われますが、私はそこもだめ。

要点をまとめて書けと言われてもイマイチ要点がどこだか分からなかったりするのです。

一方でソフトウェアエンジニアをしていてバリバリの理系、説明書などが読める彼。

全く違う畑だけれど、どうやって理解しているのかを質問してみました。

「Dって動画とか見ただけでできちゃうタイプだよね?どうやって要点とかを理解しているの?」

「自分に向いている理解の仕方を知っているだけだよ。例えば僕の兄は記憶力がすごくて、ノートに書いてまとめるとそのイメージのまま記憶していられる。けど僕は記憶し続けるなんて無理だから、ポイントを絞ってメモに残して、どこかを忘れてもそれが何か、ということを説明できるように理解する。

料理とかに関しては基本のパターンを覚えてそこからどう応用するかで考えるよ。」

うーん、なるほど。

美容師の技術としても基本パターンからのどう応用するか、が大切というか、全てである気がする。

「でも美容師のようなスキルは見て理解しても、それは何回も練習しないと自分のものにはならないから時間がかかるよね。みんな違う素材を持っているし。」

そう言われてみるとそうで、私たちに必要な能力はいかにパターンを知っていて、経験上この素材にはこの髪型が似合う、この技術が適性だ、と判断できることという事ですね。

非常に基礎的な事ではあるのですが、毎日を生きていると成長するために何を目指すかということが分からなくなる事があります。(特に頭がいつも散らかっている私はしょっちゅう、、)

ですので昨日のスッキリした感覚をここにメモしておこうと思いました。

「エンジニアの仕事も全てを覚えているわけではない、でもこの問題があった時にはこのウェブサイトを見たら解決できる、みたいなパターンをたくさん持っているだけ。」

それもなるほど、と思いました。確かに頭のメモリーだけじゃ限界ありますもんね。

自分と違う性質を持つ人からの考えってありがたいなと思った時でした。

コメント

Copied title and URL